【講演実施報告】第8回 EMIR勉強会

2015年09月14日

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9月11日(金)12日(土)に行われました『第8回EMIR勉強会』(山形大学・明治大学共催)に弊社取締役の
木村克紀が登壇致しました。今回の勉強会では2日間にわたり、EM・IRについてのセッションが行われましたが、木村はセッションⅡ『先進的企業が挑戦する大学IRソリューション』の中で、「退学率逓減のためのデータ分析と学習支援施策改善」について話題提供を行いました。

 
冒頭には、データの説得性を身近な事例で説明し、弊社が取り組んできた大学・専門学校・高校での中退を防ぐためのデータ分析と施策について、事例を紹介しました。
 
退学者についての調査は、「なぜ辞めたのか」「何がダメだったのか」という定性情報に注目しがちですが、打ち手を考える際には定性情報ではなく、むしろ退学時期や取得単位状況などの定量情報に注目し、ボトルネックを特定します。「パレートの法則」としても知られますが、結果の大部分に影響を及ぼしている「原因」を特定し、優先的に打ち手を講じていくことで、短期間で劇的な効果をもたらすことができます。
 
講演では3つのケースを参考に、どのデータに着目したのか、どのような原因を導き出したのかを紹介し、さらにはどのような施策を講じたのかまで踏み込んだ、具体的な事例紹介を行いました。
 

IRはその性質から、どうしてもデータの収集や分析方法の巧拙について目が向けられがちですが、そこからどのような事実をあぶり出し、どのような施策を行うかを問うことが、学校経営に資するIRと言えます。その後パネリストとして登壇したパネルディスカッションでも、関心をお寄せいただいた参加者の方から質問が寄せられ、終了後も中退防止に関心のある参加者からお声掛けいただくなど、非常に注目された話題提供となりました。

 

 

 

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