エデュース学校経営研究所2016シンポジウム開催のご報告
イベント開催報告
2017年03月01日
2017年2月25日(土)御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターおいて、
『シンポジウム ~ 大学の次世代リーダー育成~
経営改革・教学改革を先導する「大学経営人材」の育成をめぐって』
を開催いたしました。
当日は、学校現場でご活躍の理事長・理事・学長・副学長をはじめ、
全国各地の国公立私立大学の関係者50名のご参加を賜りました。
ご参加いただきました皆様には心より御礼申し上げます。
ご来場ありがとうございました。
第一部 基調報告
エデュース学校経営研究所所長 松本 雄一郎から
「教員出身理事および副学長の勤務実態意識調査報告」を行いました。
エデュース学校経営研究所では、昨年10月~11月にかけて
日本国内の大学設置法人における教員出身の理事・副学長を対象に
大学経営の中枢を担う副学長・理事のキャリアパス・勤務実態・
知識や経験に関する認識・就任動機等についてアンケート調査を行いました。
その調査結果を受けて、所長松本から、大学の経営人材・教学指導人材に求められる
能力・資質を身につけるためのプログラムや、
経営人材としての判断力・決断力を支えるため専門性の高いスタッフを育成すること、
組織力・継続力を有する事務組織と手を携えること等について
提言を行いました。
第二部 パネルディスカッション
大学マネジメント研究会会長/弊所特別首席研究員 本間政雄 氏
学校法人国士舘 常任理事 瀬野 隆氏
学校法人松商学園 松本大学 学長 住吉 廣行氏
をお迎えして議論を展開しました。
前半は教員ご出身で現在学長・理事を務められている
住吉先生・瀬野先生から
ご自身の経験を踏まえて
就任のきっかけや、研究者として教員としての任務との両立、
現在の業務に必要な知識を得る方法として実践されたことなど
貴重なお話を伺いました。
後半は本間先生より、話題提供として
イギリスやアメリカの大学経営人材育成プログラムの実態をご紹介いただき、
日本においても組織を越えた
研修プログラムが必要であることにも
言及されました。
会場からも質問をいただくなど、
活発な議論が展開されました。
参加者の声
・大学経営のプロを育てる場を作ることは大切だと考えました。しかし、場所を作っただけでは、教員出身の方は忙しくて参加できないのではないかと思いました。育てる場を作ったのであれば、参加を義務化すべきだと思いました。
・住吉先生、瀬野先生の長きにわたるリーダーとしての姿勢、大変勉強になりました。
・核心をついた本間先生のお話は大変勉強になります。
・本テーマについては、第2回の開催を希望したいと思います。有意義な時間でした。ありがとうございました。
・あまり類例のないテーマでとても楽しめました。
・各大学は各々の大学で将来をにらんだ対応、施策を幹部人材でオープンな討論が必要と思った。外部コンサルタントを含めることも重要である。
・非常に刺激になりました。やはりミドルの育成が課題であると確信を持ちました。
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エデュース学校経営研究所では、
今後とも学校経営に資する研究テーマを定め、
調査研究・情報提供等を行って参ります。
今後ともエデュース学校経営研究所の活動にご期待ください。